米国ブリッジ連盟会報 2009年8月号から。
ビッドの問題です。
IMPチーム戦 EWバル
何を言いますか?
決めましたか?
本当に決めましたか?
「パス」と「2NT」以外は零点です。
“It’s your call”という記事の問題です。
パネル回答者(16名)の選択は:
パス 16名 100点
2NT 0名 20点
2
0名 0点
2
0名 0点
2
0名 0点
3
0名 0点
でした。
点数は会報執筆担当者と編集部が決めたもので、2NTのビッドには
お情けの「20点」が。他は冷たく「0点」です。
レスポンダーは9点なので、オープナーが13点位ならあっさりパスして
構いません。切り札の
は合計7枚ですがキングジャックがあり、
が
ラフできて、点数にもやや余裕があるので何とかなるだろうと。
問題は、オープナーが16〜18点のときに備えるかどうかで。
参考として「1つのハンドに絵札が何点くるか?」。
確率は以下の通りです。
(引用:米国ブリッジ連盟発行ブリッジ百科事典(Encyclopedia))
絵札点 | 確率(%) |
11 | 9.945 |
12 | 8.027 |
13 | 6.914 |
14 | 5.693 |
15 | 4.424 |
16 | 3.311 |
17 | 2.362 |
18 | 1.605 |
単純計算ですが、12〜16点のハンドが来る確率は28%強。
これに対して17〜18点のハンドが来る確率は約4%。
ちなみに11〜16点だと38%強です。
厳密にはビッド経過を考慮した上で比率計算しなければならない
のですが、厳密に合っているかどうかは重要ではなく。
だいたいこんなものだ、というだけで十分かと。
「8〜9点のレスポンダーが、無理をしてまでオープナーが17点を
持っている場合に備えるのはやめた方がいい」 ということです。