フィットジャンプ(フィットショーイング・ジャンプ)のディール集です。
2009年 マッチポイントペア戦
ディーラーSouth EWバル
3
= フィットジャンプ
4
= コントロールキュービッド
4
=
コントロールを否定
4NT =
RKCB1430
アドバンサーが4
のキュービッドをしないので、4=5=1=3のハンドの形
ではないはずです。4=5=2=2で
に絵札集中型なら、
の5枚目で
ルーザーを処理できると考えます。
いささか「見たような」ビッドですが。
結果的には
がノールーザーで済むので、
でプレーすれば12トリック。
でプレーしたら11トリック止まり。
ノンバルのNS側に10枚
で激しくプリエンプトされたら、5の代まで粘る
のが精一杯と思われます。
2010年12月 日本リーグ 第7ラウンド 8番ボード
ディーラーWest ノンバル
3
= フィットジャンプ
3
= ゲームトライ
4
= スラムトライ
6
= 1枚で
ボイド
Northのハンドは:
92
AK92
107
AQ962。
Qが無いのでスラムとしてはぎりぎりの線。
オーバーコールが入らなければ6
になりそうなハンドです。
2013年 渡辺杯 第4セッション(7番ボードを回転)
ディーラーEast 双方バル
1NT = セミ・フォーシング
3
= フィットジャンプ
パスト(passed)ハンドなので、長い
の10〜12点は2
のレスポンス
をするはずです。従って3
のビッドは長い
だけでは無く、5枚以上の
サポートも保証します。
オープナーから見ると、パートナーの
は2枚以内で、
は10枚フィット。
6
を狙う余地は大。しかしながらパートナーはパスト(passed)ハンド。
結果的に
Qを当てれば6
がメイクしますが、微妙なところです。
Northのハンドは:
AKJ4
Q95
J
K10982 でした。
NS側の12枚
が出て来ない理由がうかがい知れます。
2014年1月 日本リーグ 第6ラウンド(1番ボードを回転)
ディーラーWest ノンバル
W | N | E | S | |
P | P | 1 | P | 2NT | P | 4 | P | P | P | |
|
2NT =
フィットジャンプ
4枚サポートと強い
スーツが判れば、オープナーは4
をビッドします。
がワンルーザーで済めば4メイクするところ。
実際のNorthのハンドは:
10
AQ432
K763
J108。
裏の「
10」シングルトン、手前の「
KJ7」。
なかなか当たりそうに無いです。
2011年 セクショナルチーム戦 3番ボード
ディーラーSouth EWバル
3
= フィットジャンプ
Southのハンドは:
AK652
8765
8
KQ4。
3NTは山のようにメイク。残念ながら5
は
を開幕三連敗。
結果的に4
もメイクします。
2012年 渡辺杯 第1セッション 10番ボード
ディーラーEast 双方バル
W | N | E | S | |
| | 1 | P | 1NT* | P | 2 | P | 3 | P | 4 | P | 4 | P | 4NT | P | 5 | P | 6 | P | P | P | |
|
1NT = フォーシング
3
= フィットジャンプ
4
= コントロールキュービッド
4NT =
RKCB
2オーバー1の「オルモスト(almost)」を使っていると、3
はフィット
ジャンプになります。
5枚サポートと5枚
が判るので、オープナー
から見て
と
はノールーザー。まず間違いなくスラムを狙います。
Northのハンドは:
J6
Q1054
KQ1092
J6。
の判れが悪いので、
を切ってエスタブリッシュさせるプレーを選ぶ
必要があります。
実際の試合(マッチポイントペア)のスコアは、3NT 3メイク = 45.83%、
5
6メイク = 77.08%、6
6メイク = 97.92%でした。
2015年4月 玉川高島屋杯 第3セッション 2番ボード
ディーラーEast NSバル
2NT =
フィットジャンプ
3
= ゲームトライ
4
= コントロールキュービッド
を開幕三連敗しますから、
Qの位置を当てなければなりません。
Northのハンドは:
42
AK7
1097542
Q8。
フライトAの28チーム中、4
で
Qが当てた(当たった)のは半分。
7チームが5
または6
まで突入してしまいました。