テークアウトダブルがかかった状況でなくても、1の代のコントラクトに
落ち着くことはあります。
パートナーの1

オープンに対して、

が1枚しか無いから、5点で1

レスポンスをして、運良く1

が返ってきたら、3枚

でパスするとか。
状況改善ビッドです。
下のハンドでは、Northは1

をパスするのが良いと判断しました。
2011年 日本リーグ


ディーラーSouth
EWバル
1

by S
OL.

5
1

のビッドは4枚

と同時に4枚以上の

を表すのが現代流で。
4枚

と5枚

を表す約束にしているペアもいます。
1

をパスするのは私の好みではありませんが、結果的にNorthの
取る1NTは何のリードでもダウンします。素晴らしい判断と思います。
Southの取る1NTは

リードはメイク、

リードはダウンです。
Southの1

に対して、Westはスモール

をリード。
ダミーからラフィングバリューが出てくることを見越しています。
ディクレアラーは手元の

10で勝ち、

をリード。
Eastが

Kで勝ち、

を返してエースの勝ち。
(ここで

Qは出しても良いけど、

Jを続けると8トリック。)
ディクレアラーの手元から再び

がリードされます。
(

Aを取らないと、

Aを切り落とされて8トリック。)

Aを取り、

Qをリード。

Q→J→Eastは何かを捨てなければなりません。
ここで「

10xx」を抱え込まなければならないところが難しい。

を捨てて、

Kの勝ち。
続けてディクレアラーは手元からスモール

をリード。
(

Aを取ってからスモール

でも同じ。)
ついにメイクダウンの分岐点に入ります。
(イ)左手が

絵札なら、ダミーはダック。
(ロ)左手がスモール

なら、ダミーはキング。
のちのち左手がスローイン(throw in)になり、

をエースから打ち出すことになります。