米国「ブリッジワールド」誌 2014年8月号
“Improve your defense”から
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W | N | E | S | |
| | 1![](c19.png) | 1![](s19.png) | P | P | DBL | P | P | P | |
|
ディーラーEast
ノンバル
1
![S](s17.png)
x by S
OL.
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10
1の代のオーバーコールに対して。
レスポンダーが「トラップパス」をして、
オープナーが「リオープンダブル」をかけ、
レスポンダーが「ペナルティパス(ビジネスパス)」をする話は
ビッドの本にはしょっちゅう出てくるのですが。
どのようにディフェンスするかを書いた記事は、私の知る限り、
つい最近に出た「これだけ」です。
Westは
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をリード。
Eastはキングで勝って、トランプをリターンします。
これはWestのディフェンスの方針が、
(イ)ディクレアラーのトランプを逆狩りする方針か、
(ロ)Westのトランプでどんどんラフをする方針か、
に関係無く。「お約束」です。
右手からトランプを流し込むことによって、
Westのいずれのディフェンスの方針にも対応できます。
さらこのディールは、ダミーで
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をラフされる可能性があります。
原文には大まかな考え方だけが書いてあって。
実際にどのようにディフェンスを進めるかは書いてありません。
Eastが
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を出し続けると3ダウン、
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にシフトすれば4ダウンとだけ。
ところが4ダウンさせるのはなかなか大変でして。
以下、進めて行きます。
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2→3→8→4と進んで。
Westは「
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A」を取らなければならない。
これが難しい。
これだけが唯一、4ダウンへの路です。
ちなみに
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を出すと、たったの1ダウン。
他のリードは3ダウンです。
ディフェンスは
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を攻め続け、3巡目の
![H](h17.png)
で。
Westは「
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9」を抱え込んで、
![D](d17.png)
を捨てなければならない。
これがまた難しい。
さらにEastは、ダミーの
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がエスタブリッシュしているにもかかわらず。
![H](h17.png)
の4巡目を出さなければならない。
ディクレアラーの手元には捨てるものが無いことを見越してのことです。
ディクレアラーは切っても上切りされるだけなので
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の4枚目を捨て。
ここでWestの「
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5」がトリックになります。
続けてWestは残しておいた「
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9」を出す。
これでディクレアラーの手元に張り付けます。
ディクレアラーは
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A、
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→J と負けに行き、Eastの
![D](d17.png)
Kが勝ち。
右手から今度は
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が流し込まれます。
ディクレアラーが
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9で切るのを「
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10」が上切り。
Westから
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リードで再びディクレアラーの手元に戻り。
最後の2枚は
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KJが手出しになります。
ディクレアラーが取ったのは、
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のラフと、
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AQだけ。
4ダウンはEW+800。
ちなみに3NT by W は軽く3メイク(EW+400)。
![D](d17.png)
Jのリード以外なら、4メイクは指呼の間ですが。
現場では3ダウンの500点でも良しとするのでしょう。