ときはさかのぼって1998年。
フランス、リール市。
世界選手権オープンペア。

ディーラーSouth
ノンバル

W | N | E | S | |
| | | 1 | DBL | P | ? |
|
これはパスでしょう、と思いますが、、。
ディールは以下のとおり。


W | N | E | S | |
| | | 1 | DBL | P | P | P | | | |
|
1

x by S
Westは「お約束」の

リード。
結果は

リードで出し続けても同じ2ダウンですが。

7→3→? ここで。サードハンド HIGHしないと1ダウンに減る。
こういうのが難しい。

7→3→Q→A と進み。
ディクレアラーは何を出しても2ダウン。

Qなら、Eastが勝って(Westが勝っても結果は同じ)。

にシフト。

シフトはディクレアラーが

AQ10のときに損をして、

ならあらゆるフィネスは抜けていますから。
Westは

を出し続け。Eastは

でもディスカード。
ディクレアラーは3巡目の

をラフして。
ここで何を出しても2ダウンですが。

Jでキングに負けに行く。

Kを取ってEastは、

を出すとダウンの数が減る。

J(または9)をリード。
ディフェンスは

で3トリックを取り、あとはEastの

9が取れて。

2、

1、

2個、

3個で2ダウン。
EWたったのプラス300は痛い。
4

なら4メイク、3NTなら4〜5メイクなので、ペア戦はボトム。
EWプラス100でもマッチポイントは似たり寄ったり。
Westのようなハンドをダブルから入るのが流行らない所以です。