フィットしたメジャースーツの5の代へのレイズ。
この記事は、
基礎編
Five of a major as a slam-try(1) 応用編
Five of a major as a slam-try(2) 問題編
Five of a major as a slam-try(3) 実践編
Five of a major as a slam-try(4) の四部構成になっています。
ビッドの問題です。ひと通り目を通してください。
ビッド 1. IMP戦 ノンバル
![](s.png)
![](s.png)
ビッド 2. ペア戦 EWバル
![](s.png)
![](s.png)
ビッド 3. ペア戦 NSバル
![](s.png)
W | N | E | S | |
| 2![](h19.png) | 3![](c19.png) | ? | | | |
|
![](s.png)
ビッド 4. IMP戦 NSバル
![](s.png)
W | N | E | S | |
| | P | P | 4![](h19.png) | 5![](s19.png) | P | ? | | | |
|
![](s.png)
ビッド 5. IMP戦 双方バル
![](s.png)
![](s.png)
ビッド 6. IMP戦 ノンバル
![](s.png)
![](s.png)
第1問 2
![C](c17.png)
のビッドに賛成ですか、反対ですか?
第2問 いま何を言いますか?
ビッド 7. IMP戦 NSバル
![](s.png)
![](s.png)
ビッド 1. IMP戦 ノンバル
![](s.png)
![](s.png)
4
![D](d17.png)
は
![H](h17.png)
フィットのゲームフォーシング・スプリンター、
![H](h17.png)
フィットで19点位の強さを保証します。
レスポンダーからの理想ハンドは、
![S](s17.png)
AKx
![H](h17.png)
Qxxx
![D](d17.png)
x
![C](c17.png)
AKQxx。
レスポンダーは全ての絵札が有効で、スラムに積極的ですが、
キュービッドするものがありません。
パネル回答者26名の選択は:
5
![H](h17.png)
= 13、 4NT = 5、 4
![H](h17.png)
/4
![S](s17.png)
= 各3、 6
![H](h17.png)
= 2名 でした。
(米国「ブリッジワールド」誌 2012年4月号から)
ビッド 2. ペア戦 EWバル
![](s.png)
![](s.png)
2
![C](c17.png)
はフォーススーツ・フォーシング。
2
![S](s17.png)
は5枚
![S](s17.png)
、従って
![D](d17.png)
は6枚のはず。
3
![S](s17.png)
はゲームフォーシング・レイズ。
5
![S](s17.png)
は? (イ)
![S](s17.png)
の内容を問題にしているのか?
(ロ)
![C](c17.png)
スーツのコントロールを問題にしているのか?
すなわち、
![S](s17.png)
KQxxx
![H](h17.png)
−
![D](d17.png)
AKxxxx
![C](c17.png)
xx
のようなハンドか。または、
![S](s17.png)
Qxxxx
![H](h17.png)
A
![D](d17.png)
AKxxxxx
![C](c17.png)
−
とか、
![S](s17.png)
Qxxxx
![H](h17.png)
AK
![D](d17.png)
AKxxxx
![C](c17.png)
−
のようなハンドなのか?
このようなときに「そんなビッドは判らない」とキレてはいけない。
「そのビッドしか出来ないハンドである」と想定して。
ラルフ・カッツは “I think partner made a very good bid”と
言っています。
パネル回答者27名の選択は:
6
![C](c17.png)
= 15、 6
![S](s17.png)
= 6、 7
![S](s17.png)
= 2、 7
![C](c17.png)
/6NT/6
![D](d17.png)
/パス = 各1名
でした。(米国「ブリッジワールド」誌 2014年2月号から)
ビッド 3. ペア戦 NSバル
![](s.png)
W | N | E | S | |
| 2![](h19.png) | 3![](c19.png) | ? | | | |
|
![](s.png)
2
![H](h17.png)
はWeak-Two。
![H](h17.png)
のスラムが近いですが、
![C](c17.png)
が心配。
「2NT」も「4NT」も使えません。
パネル回答者26名の選択は:
5
![H](h17.png)
= 12、 4
![C](c17.png)
= 8、 3
![S](s17.png)
= 4、 4
![D](d17.png)
/4
![H](h17.png)
= 各1名 でした。
5
![H](h17.png)
は「
![C](c17.png)
のコントロールがあったらスラムに行け」との命令。
4
![C](c17.png)
のキュービッドは「サポートとハンドの強さ」を表します。
(米国「ブリッジワールド」誌 2014年6月号から)
ビッド 4. IMP戦 NSバル
![](s.png)
W | N | E | S | |
| | P | P | 4![](h19.png) | 5![](s19.png) | P | ? | | | |
|
![](s.png)
「プリエンプトはプリエンプトしない」。
鉄則です。
すなわち4
![H](h17.png)
はダウン覚悟のハンドを表し、
5
![S](s17.png)
はメイクするハンドを表しています。
それを前提として。
5
![S](s17.png)
のビッドは単に「11トリック取れそう」と言っているのか?
その場合には以下のようなハンドを表します。
![S](s17.png)
AKQxxxxx
![H](h17.png)
−
![D](d17.png)
Ax
![C](c17.png)
Axx
![S](s17.png)
AKQJxxx
![H](h17.png)
x
![D](d17.png)
AQJ
![C](c17.png)
AQ
![S](s17.png)
AKJ10xxx
![H](h17.png)
Ax
![D](d17.png)
Ax
![C](c17.png)
Ax
それとも、「11トリックは取れそうだが
![H](h17.png)
のコントロールが不安」
と言っているのか?
その場合には以下のようなハンドを表します。
![S](s17.png)
AKQxxxxx
![H](h17.png)
xx
![D](d17.png)
Ax
![C](c17.png)
A
![S](s17.png)
AKQJxxxx
![H](h17.png)
xx
![D](d17.png)
A
![C](c17.png)
AQ
パネル回答者19名の選択は:
6
![S](s17.png)
= 11、 パス = 7、 5NT = 1名 でした。
(米国ブリッジ連盟会報 2006年6月号から)
「パス」を選ぶ人達は、5
![S](s17.png)
のビッドは「
![H](h17.png)
が心配」と受け取っています。
なぜなら
![H](h17.png)
が心配で無いときには以下のビッドがあるからです。
![](s.png)
「4NT」はテークアウトを要求。
この段階はマイナー・ツースーターを表します。
パートナーが5
![C](c17.png)
か5
![D](d17.png)
を選んだ後に「5
![S](s17.png)
」をビッドすると、
表すハンドが切り替わって。
強い
![S](s17.png)
スーツで強いハンドを表すスラムインビテーションになります。
同様に対戦相手の4
![S](s17.png)
オープンに対して、
(イ)直接に「5
![H](h17.png)
」をオーバーコールするのと、
(ロ)4NT(スリースーター・テークアウト)オーバーコールをして
パートナーが5
![C](c17.png)
か5
![D](d17.png)
を選んだ後に「5
![H](h17.png)
」をビッドする、
のとでは表すハンドが異なります。
ビッド 5. IMP戦 双方バル
![](s.png)
![](s.png)
ダブル後4
![S](s17.png)
ビッド。
ひとりで10トリックを取れるようなハンドのはずです。
パネル回答者19名の選択は:
5
![S](s17.png)
= 11、 パス = 3、 4NT/5
![C](c17.png)
= 各2、5
![D](d17.png)
= 1名 でした。
(米国ブリッジ連盟会報 2006年1月号から)
ビッド 6. IMP戦 ノンバル
![](s.png)
![](s.png)
第1問 2
![C](c17.png)
のビッドに賛成ですか、反対ですか?
第2問 いま何を言いますか?
4枚サポートのオープンハンドを表すコンベンションの約束があるなら、
2
![C](c17.png)
をビッドする理由はありません。
パネル回答者18名の選択は:
第1問 2
![C](c17.png)
反対 = 17、 賛成 = 1名 でした。
また、4
![D](d17.png)
は
![S](s17.png)
と
![D](d17.png)
の猛烈なツー・スーターを表しますから、スラムに
誘うべきであろうと。問題は
![H](h17.png)
のコントロールです。
第2問 5
![S](s17.png)
= 16、 4
![S](s17.png)
= 2名 でした。
(米国ブリッジ連盟会報 2010年8月号から)
ビッド 7. IMP戦 NSバル
![](s.png)
![](s.png)
4
![C](c17.png)
オーバーコールが入ったので4
![D](d17.png)
をビッドしました。
パートナーの5
![S](s17.png)
はどのようなハンドか?
![S](s17.png)
スーツは強く長いのであろうと。
スラムに誘っているのであろうと。
![C](c17.png)
のコントロールが無いのであろうと。
パネル回答者32名の選択は:
6
![C](c17.png)
= 22、 7
![S](s17.png)
= 8、 6
![S](s17.png)
= 2名 でした。
![S](s17.png)
Kがあるから、6
![C](c17.png)
のビッドで
![C](c17.png)
Aを表すだけでは足りないと考えて、
7
![S](s17.png)
に直行する人が4人に1人。
ビッド経過から
![H](h17.png)
Aは期待されているであろうから、先ずは6
![C](c17.png)
と
キュービッドして、そこで6
![H](h17.png)
が返って来たら7
![S](s17.png)
を言う予定の人が
4人中3人ほどです。
(米国「ブリッジワールド」誌 1999年7月号から)