フィットしたメジャースーツの5の代へのレイズ。
この記事は、
基礎編
Five of a major as a slam-try(1) 応用編
Five of a major as a slam-try(2) 問題編
Five of a major as a slam-try(3) 実践編
Five of a major as a slam-try(4) の四部構成になっています。
「Two CUEs ⇒ アンビッドが不安」の詳細
「
のコントロールがあったらスラムに行け」
これはパートナーに対する「命令」です。
この「5
」のビッドは
にコントロール
が無いことを表しています。
上の「5
」との違いは、
だけではなく、
「切り札の内容」や「ハンドの強さ」など
にも問題があることを示唆しています。
パートナーの「命令」に対しては以下のように答えます。
(a)ノーコントロールなら「パス」
(b)セカンドラウンド・コントロールなら「シックス」
(c)キングだけなら「5NT」
(d)ファーストラウンド・コントロールなら「キュービッド」
以下にハンド例を挙げます。
「One CUE ⇒ 切り札が強い」について
One CUE が「スプリンター」の形を取るとき。
レスポンダーはスラムに興味があるが、キュービッドするものが無い
ハンドを表しています。
キュービッドも4NTも言えないのに、なぜスラムに興味があるのか?
それは、切り札が強いということです。
以上のビッドは「取り決め」というより「理屈」なのですが、
詳しく書いてある本はほとんどありません。
フランク・スチュワート著 “What's your call?” に
少し出ていましたので引用します。
「3
」は
でゲームフォーシング[スタンダード]。
「5
」は
が不安。
「6
」が
エースを表します。
KJがあるので「6
か5NT」をビッドします。
ビッド経過から、オープナーは2枚
のサポートで足りている
ことを表しています。5
は「
の内容が不安」という意味です。
(Two-over-oneなら、2
→2NT→3
→3
と進めます。)
「5
」は
の内容を問題にしているビッドです。
にしてもレスポンダーのハンドはちょっと弱い。
スチュワートのビッドスタイルは オープンが固いので、
この15点で足りているのかもしれません。