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ヘルプスーツ・ゲームトライ - 追記に、三浦しをん著「舟を編む」
の話をしました。
この小説は出版社の辞書編集部を舞台に辞書編纂の悲喜こもごも
を描いた作品で。
2012年に「本屋大賞」を受賞しましたが。
翌年(2013)に松田龍平主演で映画化されました。
今年(2014)2月に刊行された佐々木健一著「辞書になった男」も
なかなか面白いです。
「新明解国語辞典」と「三省堂国語辞典」の二人の編集者の友情と
訣別を描いたノンフィクション。
もともとはNHK BSプレミアム
「ケンボー先生と山田先生 〜辞書に人生を捧げた二人の男〜」
で放映され、2013年「ATP(一般社団法人 全日本テレビ番組制作
者連盟)賞最優秀賞」を受賞した番組の書籍化です。
辞書の話がどこに行くかというと、、。
3月下旬に母校の恩師、埜籐(のとう)修一先生の定年退官祝に
出席しまして。
神戸の母校に着いてお会いした開口一番
「清水、会いたかった〜。お前、辞書の編集に関係してたろ。あの辞書、
俺も関係してたんや。清水の名前を見つけたときは驚いたわ〜」
ぎょっとすると同時に全く忘れていたことを思い出しました。
大修館書店「ジーニアス英和大辞典」(2001年4月発行)。
私、当時は社団法人日本コントラクトブリッジ連盟の理事でして。
「トランプ用語の監修」を担当しました。
自宅に電話でいきなり、出版社から依頼を受けたときは面食らいましたが。
ブリッジ連盟を通して話を進めたらどうかと提案したら即座に却下されまして。
特殊な情報網を持っているのかもしれません。
ブリッジを知らない人が読んでわかる解説を、字数をおさえて書くのは骨が
折れましたが。おもしろくもありました。
CD-ROM版も出ています。是非とも見て下さいと言いたいところですが、
大辞典だけあって気楽に買える価格ではないのが残念。
私は恩師に中学三年から高校三年まで4年間も担任を持っていただきまして。
在学中から神戸市の英語通訳などをされていたことは知っていましたが。
私達の学年が卒業したのち、チョムスキーに師事しようと MITに留学。
すると最先端のコンピュータ情報処理の知識が要求されたそうで。
Vanderbilt大学院で英語教育を学ばれたとのこと。
評価オールAのところが、ハイスクールでの教育実習だけが評価Bだったそうで。
帰国されてからも英語教育の専門家としてご活躍の様子。
例えば engineer(エンジニア)は「技術者」でしょうが、軍隊だと「工兵」、
遺伝子工学だと「(遺伝子を)操作する」という意味がある云々。
その辺りを把握して英語を学ばないとモノにならない云々。
執筆された英語の参考書が何十万部と売れているそうで。
また、臓器移植に関する英語翻訳の第一人者になられていました。
関連して「Sleepless nights〜待ち望む明日」を翻訳されています。
在学中には感じませんでしたが11歳違いの若い先生で。
何と言っても先生の長女が29歳、私の同級生の長女が24歳ですから。
ところで。
米国 The Bridge World誌ウェブサイトの Bridge Glossary(用語解説)は、
名称とリンク先を変えました。以下に紹介します。米国ブリッジ連盟(ACBL)
のウェブサイトからもオンラインブリッジ用語解説としてリンクされています。
Bridge Dictionary 一回は見てみてください。