UNT実践編
トーナメントでのディールから。
2002年 NEC杯

ディーラ:East、双方バル

2NT = UNT
5枚

を否定
長い

と4枚

2004年 NRM杯

ディーラ:North、EWバル

2NT = UNT
長い

と4枚

Westのハンドは表現が難しく。
最初に

のオーバーコールをするにはハンドが強すぎるし。
ダブルをかけると、メジャースーツのアドバンスに対して困ります。
最初はパスして、次回にUNTで良いと思うのですが。
パートナーからの3

に対しては、3

とキュービッドくらいは
してもいいのでは。しかしながらそのあととなると何とも。
5

なら簡単にメイクするディールでした。
2007年 セクショナルペア

ディーラ:West、双方バル

2NT = UNT
長い

と4枚

このようなビッド経過も。

DBL = ネガティブ(

)
DBL = カードショーイング
(本当は10点以上)
2013年 日本リーグ

ディーラ:West、EWバル
実際のオークション経過

W | N | E | S | |
1 | DBL | P | 1 | 2 | 2 | P | P | 2NT | P | 3 | P | P | DBL | P | 3 | P | 4 | All | Pass | | | |
|
何とも。
珍妙な。
2002年 NEC杯

ディーラ:South、EWバル
実際のオークション経過

2NT = UNTのつもり
3NT = 伝わらなかった
3NTはたくさん落ちますが、3

もマイナス200点です。
EastのハンドはPOWERはともかく、SHAPE が足りない。
2004年 セクショナルペア

ディーラ:South、双方バル
実際のオークション経過

4

= SHAPE
極めてアンバランス
3

のあとEastは。
ダブると、マイナー・2スーターで点数有り(ディフェンス可能)。
3NTを言うと、点数有り、3NTコントラクト可能。
4

は極めてアンバランス。
Westは5

を言うべきでしょうが、Eastももっと頑張れるかも。
2001年 全米ペア選手権

ディーラ:South、ノンバル
実際のオークション経過

2NT =

&

3

=

3

= CUE
3

のキュービッドが

のサポートを保証するかどうかでの行き違いです。
レスポンダーの1巡目のキュービッドはサポートを表しますが、
オープナーの2巡目のキュービッドはハンドの強さを表すだけでしょう。
2003年 肥塚杯

ディーラ:South、ノンバル

W | N | E | S | |
| | | 1 | 2NT | 3 * | P | 3 | P | 4 | P | 5 | P | 5 | P | 5 | P | 6 | All | Pass | | | |
|
3

=

レイズ
3

= HELPスーツ
ビッド経過は色々と考えられますが。
レスポンダーが

をレイズしたら、オープナーは6

に突入するでしょう。
このディールの面白さはディフェンスにありまして。
Westから

か

のリードは即メイク。従って

をリードしたとして。
ディクレアラーは手元で勝ち、ダミーで

を取って4-0の分かれを発見。
引き続きダミーから

を引いて、手元からトップ

を出す。
左手が取るとメイク、

Aをダックするとダウンです。