この記事は
サンドイッチ ポジション(前半)
サンドイッチ ポジション(後半)
の2部構成になっています。
ここで各種ノートランプ オーバーコールをまとめておきます。
W | N | E | S | |
1 | P | P | 1NT | | | |
|
リオープン 1NT
(11)12〜14(15)点
[現代風には 10〜14]
W | N | E | S | |
1 | P | P | 2NT | | | |
|
リオープンジャンプ 2NT
(18)19〜20(21)点
[現代風には 18〜19]
W | N | E | S | |
| | | P | 1 | P | P | 1NT | | | |
|
リオープン 1NT
10〜12点
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | 1NT | | | |
|
ストロング 1NTオーバーコール
(15)16〜18点
W | N | E | S | |
| | | P | 1 | P | 1 | 1NT | | | |
|
アンユージュアル ノートランプ
&
、2スーター
W | N | E | S | |
P | P | 1 | 1NT | | | |
|
ストロング 1NTオーバーコール
(15)16〜18点
W | N | E | S | |
| | | P | P | P | 1 | 1NT | | | |
|
アンユージュアル ノートランプ
&
、2スーター
W | N | E | S | |
1 | P | 1NT | 2NT | | | |
|
アンユージュアル ノートランプ
&
、2スーター
W | N | E | S | |
1 | P | 2 | 2NT | | | |
|
アンユージュアル ノートランプ
&
、2スーター
W | N | E | S | |
1 | P | 2 | 2NT | | | |
|
アンユージュアル ノートランプ
&
、2スーター
W | N | E | S | |
1 | P | 2 | 2NT | | | |
|
これが問題でして。
多くの人は、
(イ) アンユージュアル ノートランプ、
&
2スーター
ですが。
(ロ) 2スーター アンユージュアル、
&
または
&
または
&
というのも、
(ハ) ストロング 1NTオーバーコール、(15)16〜18点
というのもあります。
以下を参考にして下さい。
ACBL会報2007年1月号 It’s your call
IMP戦、NSバル
W | N | E | S | |
1 | P | 2 | ? | | | |
|
パネル回答者19人の選択は:
2NT = 8人、3
= 6人、パス = 3人、3
= 2人 でした。
再びサンドイッチ ポジションのキュービッド
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | ? | | | |
|
2
=
スーツオーバーコール
2NT = アンユージュアル、
&
これはいいとして。
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | ? | | | |
|
2
=
スーツオーバーコール
2NT = アンユージュアル、
&
この経過は、2
をアンビッド 2スーターを表す意味に使えば、
2
で止まることが可能になります。
すなわち、
「1
/
オープン → 1
レスポンスの後、2
はナチュラル」
「1
/
オープン → 1
レスポンスの後、2
は2スーター」
という取り決めはあり得ます。
関連して以下のビッド経過に限り、
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | ? | | | |
|
2
=
≦
(
強調型 両メジャー)
2
=
>
(
強調型 両メジャー)
これは何十年も前からあるコンベンションです。
サンドイッチポジションのキュービッドを全て2スーターに使いたい向きは、
以下の「カペレッティキュービッド(Cappelletti Cuebid)」を参考にして下さい。
カペレッティキュービッド(Cappelletti Cuebid)
「1
/
オープン → 1
/
レスポンスの後」
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | ? | | | |
|
2
=
<
(6-5、
の方が長い)
低いレベルのキュービッドは低いレベルのスーツが長い
2
=
>
(6-5、
の方が長い)
高いレベルのキュービッドは高いレベルのスーツが長い
2NT =
=
(5-5)
長さが等しい
これが基本形です。(数学的に記号の使い方がおかしいのはご勘弁を。)
以下のビッド経過では、
W | N | E | S | |
1 | P | 2 | ? | | | |
|
2
=
>
(6-5、
の方が長い)
2
で止まる為に低いレベルのキュービッドは
強調型に
3
=
<
(6-5、
の方が長い)
2NT =
=
(5-5)
とする方が合理的です。
同様に「1
→ 1
」の経過も要注意です。
採用するときには12通りのビッド経過を精査することをお勧めします。
以下のビッド経過の方が頻度が高いのでよほど重要でしょう。
サンドイッチ ポジションのテークアウトダブル
米国「ブリッジワールド」誌2011年4月号
IMP戦、双方バル
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | P* | | | |
|
この Southの「パス」に同意しますか?
パネル回答者26人の選択は: 賛成 = 16人、反対 = 10人 でした。
話のポイントは
W | N | E | S | |
1 | P | 1 | DBL | | | |
|
この「ダブル」が、
(イ)
に対するテークアウト か、
(ロ)
と
に対するテークアウト か
です。
これが
に対するテークアウトだとすると、3枚以上の
を示唆するので、
味方が
でコントラクトする可能性もあります。
いったん「パス」をしたときには、
この「ダブル」は
に対するテークアウトで、味方が
でコントラクトする
ことも視野に入っています。
似たような話ですが、以下の経過。
ACBL会報2012年6月号 It’s your call
IMP戦、NSバル
W | N | E | S | |
| P | 1 | P | 1NT | P | P | ? | | | |
|
質問はふたつ。
(イ)最初の「パス」に同意しますか? yes or no
(ロ)いま何を言いますか?
パネル回答者19人の選択は:
(イ)パス賛成 = 11人、パス反対 = 8人、
(ロ)ダブル = 16人、パス = 3人 でした。
すなわち
W | N | E | S | |
| P | 1 | P | 1NT | P | P | DBL | | | |
|
この「ダブル」は
に対するペナルティの意味で、
1巡目の「パス」がトラップであったことを示唆します。