1NTオープンのレスポンスで、微妙にスラム向きの強さが
あると困ることが多いです。
2013年 柳谷杯
![](s.png)
実際のビッド経過は以下の通り。
![](s.png)
3
![H](h17.png)
= 米国流スモーレン。
5枚
![S](s17.png)
4枚
![H](h17.png)
、ゲームフォーシング
3
![S](s17.png)
=
![S](s17.png)
フィット
4
![C](c17.png)
/4
![D](d17.png)
= コントロールキュービッド
レスポンダーの4
![S](s17.png)
はスラムインビテーションですが、ノンフォーシング。
「16点」は、ありすぎではなかろうかと。
それでもスラムは
![S](s17.png)
3−2の分かれを前提として、
![H](h17.png)
絵札の位置を当て
なければならないので良いコントラクトではありません。
実際のディールは以下の通りで、
N:
![S](s17.png)
J
![H](h17.png)
AQ542
![D](d17.png)
73
![C](c17.png)
109842、
S:
![S](s17.png)
10863
![H](h17.png)
8
![D](d17.png)
J109842
![C](c17.png)
75。
スラムはおろか、4
![S](s17.png)
がぎりぎりの配置。
ゲームで止まるならノートランプの方がよかったくらいです。
日本で一般的に使われているカナダ流スモーレントランスファーを使うと
以下のようになりそうです。
![](s.png)
2
![H](h17.png)
=
![S](s17.png)
5枚、
![H](h17.png)
4枚、8点以上
2
![S](s17.png)
=
![S](s17.png)
フィット、ミニマム
3
![C](c17.png)
= この段階はゲームトライ
3NT = ノートランプ向き絵札配置
4
![D](d17.png)
/4
![H](h17.png)
= コントロールキュービッド
4
![S](s17.png)
= こんなもんかな〜。
P = こんなもんかな〜。
オープナーの強さがミニマムとわかっているので、レスポンダーもあきらめ
がつくだろうと。オープナーからみると、パートナーに 「
![S](s17.png)
AKQ
![H](h17.png)
AQ」 を
期待するのは厳しいと。
はたまた、
![](s.png)
4
![D](d17.png)
= スプリンター
4
![S](s17.png)
= スラム不向き
1NTオープンに対して16点も持っているときには、ここでのように
![D](d17.png)
Qが
「活きている」こともあります。したがってスプリンターをするのは疑問です。
以下のディールを思い出しました。
2004年NEC杯準決勝(大会ブリテンから)
![](s.png)
![](s.png)
W | N | E | S | |
| | 1NT | P | 2![](c19.png) | P | 2![](d19.png) | P | 6NT | P | P | P | | | |
|
レスポンダーはコントロールハンドの17点なのでスラム突入の覚悟。
![S](s17.png)
の5−4フィットは6
![S](s17.png)
が良いですが、5−3フィットのときはオープナー
が5枚マイナーを持っていることもあるので6NTが良いのではないかと。
そこでステイマンを使いました。
このディールは他の3テーブルでは、1NTオープンにレスポンダーが
2
![H](h17.png)
(トランスファー)を使ったようです。
ここでNorthが:
![S](s17.png)
2
![H](h17.png)
AQ762
![D](d17.png)
943
![C](c17.png)
J752、
でリードショーイングダブルをかけた人がふたり。
![S](s17.png)
が4-1の分かれなので、Eastの側で取る
![S](s17.png)
コントラクトは10トリックまで。
ダブルをかけられたペアはいずれもゲームで止まることができまして。
大会ブリテンに、 Silence is golden,an often forgotten maxim …
と書かれていました。
話を戻しますと。
![](s.png)
![](s.png)
W | E | 1NT | 2![](c19.png) | 2![](d19.png) | 4NT | P |
|
とビッドするのが良いのではないかと。
勢いあまって5NTまで進んでも、
![H](h17.png)
AQに負けに行って軽くメイクです。