2月の祝日(建国記念日)の週に開催され、参加チーム数は50くらい。
会場は横浜みなとみらい、国際会議場です。
例年のスケジュールは以下の通り。
火曜日 予選10:00〜19:50
水曜日 同上
木曜日 同上
14ボード 12ラウンドのスイス戦で、ベスト8が決勝ラウンドに進出。
トーナメント戦に入ります。
金曜日 準々決勝 32ボード
準決勝 32ボード
土曜日 決勝 64ボード
週末には以下の競技会が開催されます。
金曜日 IMPペア戦
土曜日 スイスチーム戦
日曜日 飛鳥杯(ペア戦)
例年、NEC杯は海外から10チーム位を招待します。
招待条件はチームの国際大会での実績に応じて飛行機代、宿泊代、
その両方あり、両方なしとか。
優勝賞金は1万2千米ドル。準優勝は6千。3位は3千。
スイスチーム戦も上位3チームに1千、5百、3百米ドルの賞金が出ます。
協賛金は会報2012年5・6月号の収支報告によると81万5千円。
日本勢の予選突破は例年1〜2チーム。外国勢は各国の代表レベルの
プレイヤーなので、日本も代表レベルのチームでないとベスト8に残る
ことは難しいです。特に今年の海外勢は質量ともに過去最強。
その理由は記事の最後の方で。
予選から先ずビッドのハンドを。

ディーラNorth、NSバル
典型的には以下の経過から始まり、

EW側には6

も6

も出来ます。NS側は7

xダウン2のマイナス500
でセーブしなければならないのですが、そんなことするだろうかと。
ちなみに私のチームは4

xが6メイクしましたが、反対テーブルは6

x
6メイクなので7 IMPを失いました。その程度で済んでよかったです。
NS側が5

で奪い取り、EW側は6

でダブルメイクとなって、18IMPが
動いた対戦もあったのではないでしょうか。
もう1つはプレーのハンドを。
大会ブリテンに英文投稿したら載せてくれました。
こちらを見て下さい →
Textbook Play Revisited 今年、2013年の第18回NEC杯は4月に開催されました。日曜の飛鳥杯
のあと、続く月曜から金曜まで同じ会場で第9回葉氏杯(Yeh Bros Cup)
が開催されるからです。この試合のスポンサーは台湾の葉さん(「ようさん」
と呼んでいます)。2006年に台湾で参加したとき、葉さんはワイシャツズボン、
腰に木綿の白手拭いをぶらさげて。昔の日本のオトーサンはこうだったな〜
と懐かしく。葉さんもブリッジが上手で全試合に参加して、対戦相手はナチュ
ラルスタンダードシステムの使用が命じられます。
開催地を台湾、中国、オーストラリアと動いてきて、今年は日本で開催したい
とJCBLに打診がありました。地震のときにお世話になった国ですから、断る
はずありませんね。
参加チームは24。この3年の世界チャンピオンチームが集結するレベルの
高さです。招待チームの参加料は5百米ドル。フリー参加もできますが、
参加料は1万5百ドル、うち1万ドルは賞金にまわります。各種競技会の賞金
総額は21万ドル(葉氏杯優勝賞金は11万ドル)。不正行為予防で観戦は
できませんが、主要対戦はBBO中継されます。ぜひ見て下さい。