2013年NECの大会ブリテンに記事を載せました。
大会ブリテン編集者に英文原稿を手渡して、不備があったら直してください
とお願いしたのですが。さすが Barry Regal。英語表現はもとのままで、
ところどころ突っ込みが入ってました。
リンクはこちら →
4月20日 大会ブリテン第5号 (PDF 394KB)第10頁
![](s.png)
ディーラWest、双方バル
NEC杯予選スイス、第7ラウンドの4番ボード。Southの側でプレーする
6
![H](h17.png)
は何のリードでも落ちません。ディクレアラーの鍵となるプレーは
![D](d17.png)
スーツの触り方にありますが、一瞥しただけではわからないと思えます。
典型的に
![C](c17.png)
リードが来たとします。ディクレアラーはエースで勝ち、手元
のトップ
![H](h17.png)
を2枚取って、4-1の分かれを発見。ここで
![D](d17.png)
に手をつけます。
このときダミーの
![D](d17.png)
絵札を続けて出すのではなく、ダミーに絵札を残す
ようにプレーしなければなりません。最初はキングで次にスモールを
ジャックに向けて出すか、最初から手元の
![D](d17.png)
Jをリードします。
Westが最初の
![D](d17.png)
をダックして、次の
![D](d17.png)
を取ったとします。ディフェンスは
ここで
![S](s17.png)
Aを出す必要があります。ディクレアラーは手元でスモールラフ
したのち、手元のトランプ絵札を取って、
![D](d17.png)
Qでダミーに渡り、
![H](h17.png)
Kで最後
の切り札を回収します。そこでWestが2巡目の
![D](d17.png)
もダックしたとします。
ディクレアラーはここで
![D](d17.png)
を放棄して、
![C](c17.png)
を走り始め、ダミーの
![D](d17.png)
を処理し
ます。Eastとしてはいずれ
![C](c17.png)
をラフして、
![D](d17.png)
か
![S](s17.png)
を攻めるしかありません。
![D](d17.png)
のときには、ダミーで切り、
![H](h17.png)
Kを取ってから、
![S](s17.png)
を切って手元に戻ります。
手元の
![C](c17.png)
と13枚目の
![D](d17.png)
が取れようになっています。
![S](s17.png)
のときには、手元で
切り、3枚目の
![D](d17.png)
をダミーでトップラフしてから、スモール
![H](h17.png)
を引いて手元に
戻ります。
実に、ディクレアラーがオープニング
![C](c17.png)
リードを手元で取った場合にも、
同じ方針で進めればプレーは成功します。そのときには3枚の
![D](d17.png)
絵札を
どのような順序で出してもメイク可能です。
Bridge textbook でしばしば目にする、先見性に富んだ手法の一例と
言えます。
プレーの分析にはチームメイトの林 伸之さんの助言をいただきました。
以上
自分で書いた英文を自分で和訳するのも妙な感じです。
現場では
![S](s17.png)
のラフィングフィネスをするかも。