アボイダンス 4題
まずは「カードプレーテクニック」第7章から


Southの1NTオープンの後、コントラクトは3NT。
左手はスモール

のリード、右手は

10。
ディクレアラーは

で4トリックを取れば全部で9トリックになって、

を開発する必要はありません。
第1トリックを直ぐに勝ち、

でダミーに入って、スモール

→9とフィネス。
これが勝っても負けても3メイクは保証されます。
同じようなプレーが実際に。
2010年12月 日本リーグ


ディーラSouth、双方バル

W | N | E | S | |
| | | P | 2 * | DBL | 3 * | 3NT | P | P | P |
|
2

= マルチ(MULTI)
Weak 2

または Weak 2

。
ダブル = 点数あります。
3

= correctable

ならパス、

なら自分で直せ。
OL.

7
右手から

を攻められるとまずい。

リードを手元で勝ち、

Aでダミーに渡って、ダミーの側からスモール

を引く。
右手がスモールなら手元は

7でフィネス。右手をアボイダンス。
「ブリッジワールド」誌2012年8月号


2NTオープン、3NTレイズ。

6のリードを右手がエースで勝ち、ジャックを返します。
もしディクレアラーがダックしたら、左手は

Qでオーバーテークして、

を続ける。このとき右手は

Qをディスカード!
ワンダウン。
仮に

が4333の分かれで、

が3-2の分かれのときには、簡単に
9トリックを取れます。従って、

Kを2巡目に取り、

でダミーに入って、
ダミーの側から

を引く。
右手が

Qなら、これに勝たせる。
右手が

10なら手元で勝ち、再び

でダミーに入って、

を引く。
右手から

Qが出たら勝たせる。
右手の3枚

または右手の

Qダブルトンのときに成功するプレーです。
同じような手口が実際に。
2008年2月 NEC杯


ディーラNorth、EWバル

W | N | E | S | |
| P | 2 | 3NT | P | P | P |
|

リードを手元で勝ち、

A、

アナザーと負けに行くと、右手が勝つ。
再び

が来てストッパーが飛ぶ。のちに

Aで右手に入って、

を走られる。
スリーダウン。
手元からではなく、

Jでダミーに入って、ダミーの側から

を引いたら?
右手が

8なら手元の

9をカバーして左手に負け。
左手からはもう

が来ないので、あとで再び

を負けに行く。
右手が

Qならエースで勝って、手元から

を負けに行く。
左手にしか入らないので、

のストッパーを維持できる。
瞬間芸みたいなものですが。現場ではなかなか出来なくって。