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2オーバー1 GF 概要 からの続きです。
Two-over-one ALMOST Game force の基本構成は以下のようになっています。
W | E | 1 | 2 | |
|
2
= 2本立て (イ)
4枚以上、ゲームフォーシング
(ロ)
良い6枚以上、インビテーション
2
=
5枚以上、ハンドの強さに上限無し
「キャッチオール(CATCHALL)」
2
=
4枚以上
ハンドの強さに余裕あり、ゲームフォーシング
3
=
4枚以上
ハンドの強さに余裕あり、ゲームフォーシング
3
= 良い6枚
、インビテーション
このTwo-over-oneの取り決めは要するに:
パートナーの1
オープンに対して、
なら「1NT」でいいが、
だと直ぐに「2
」を言いたい。
とか、
W | E | 1 | 2 | ? |
|
が弱いので2NTを言いたくない、3枚で3
とするのも嫌だ、
2
のキャッチオール(CATCHALL)ビッドでウエイティングしたい。
というような人に向いています。
私は ALMOST と INSTANT の両方を10年以上使いましたが、優劣の比較
はなかなか難しいかと。ビッドの判断に自信のある方には ALMOST をお勧め
します。ビッドをシステミックに進めたい向きには INSTANT を。
また、ALMOST から INSTANT への移行は極めて容易ですが、INSTANT
から ALMOST への移行は難しいです。自動車のオートマチックとマニュアル
運転を切り替えるようなものです。したがって私は教室では ALMOST を教え
ています。
レスポンダーの同じスーツのリビッド(Responder’s same suit rebid)は
ゲームインビテーションで、「強い6枚」を保証します。この点については以下の
ハンドを参照して下さい。
ACBL会報 2009年4月号 It's your call から
B-a-mチーム戦、NSバル
2
= ALMOST ゲームフォース
2
= CATCHALL:「5枚」以上、強さ上限無し
3
= 良い6枚、インビテーション
世界チャンピオンや全米チャンピオンなどのパネル回答者(計18名)の選択は:
4
= 14名、パス = 2、3NT = 1、4
= 1、3
= 0名
でした。