2NTオープンが20〜21点、
2
![C](c17.png)
オープン後2NTリビッドが22〜24点のとき。
![](s.png)
W | E | 2![](c19.png) | 2![](d19.png) | 3NT |
|
3NTリビッドは25〜27点の
バランスハンドを表します。
この後は: 4
![C](c17.png)
= STAYMAN
4
![D](d17.png)
/4
![H](h17.png)
= TRANSFER
4
![S](s17.png)
= MINOR SUIT STAYMAN
5
![C](c17.png)
= GERBER です。
また、
![](s.png)
W | N | E | S | |
3![](h19.png) | 3NT | P | ? | | | |
|
3NTは典型的に、 (1)1NTオープン位
(2)2NTオープン位
(3)ランニングスーツ いずれかのハンドです。
この後、4
![C](c17.png)
〜5
![C](c17.png)
のレスポンスは上と同じです。
[ なおローゼンクランツ4
![C](c17.png)
アスキングの約束があるときには、
(1)は4NT、(2)はキュービッド、(3)はスーツビッド、と答えます。]
話を戻しますと、2
![C](c17.png)
オープン後に3NTをリビッドすると、ビッドレベルが
上がり過ぎているのでメジャーアスキングやスラムトライに不自由です。
2NTに収まっていれば、いつもの2NTオープンに対するコンベンションを
稼働させることが出来ます。
ここにコキッシュリレー(KOKISH RELAY)を採用する理由があります。
![](s.png)
2
![H](h17.png)
= 2
![S](s17.png)
を言え。
2
![S](s17.png)
= 言わせられた。
2NT = 25〜27、バランス。
このコンベンション、もとは BIRTHRIGHT という命名でした。今は発案者
の名前で「コキッシュ」または「コキッシュリレー」と呼ばれています。
派生するビッドシークエンスは以下の通りです。
![](s.png)
3
![C](c17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![C](c17.png)
4枚(以上)
3
![D](d17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![D](d17.png)
4枚(以上)
3
![H](h17.png)
=
![H](h17.png)
6枚
3
![S](s17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![S](s17.png)
4枚(以上)
![](s.png)
W | E | 2![](c19.png) | 2![](d19.png) | 2NT |
|
22〜24 or 28+、バランスハンド
この「2NT = 22〜24 or 28+」は、 2
![D](d17.png)
ポジティブ&2
![H](h17.png)
ネガティブの
レスポンスの取り決めと相性がいいです。なぜなら28点以上のときには、
2
![D](d17.png)
が来たら、28+4=32HCP(または 28+one king=31HCP)が
確定するからです。
このコンベンションの欠点は、オープナーが
![H](h17.png)
のストロングハンドのときに
6枚以上の
![H](h17.png)
スーツを出すレベルが3の代になることです。
![](s.png)
レスポンダーが
![H](h17.png)
フィットの良いハンドを持っているときにスラムトライの
手段が限られます。
この点を改良したのが 「3
![C](c17.png)
- 3
![H](h17.png)
インバージョン(INVERSION)」。
すなわちコキッシュリレーの3
![C](c17.png)
と3
![H](h17.png)
の意味をひっくり返します。
![](s.png)
3
![C](c17.png)
=
![H](h17.png)
6枚(以上)
3
![D](d17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![D](d17.png)
4枚(以上)
3
![H](h17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![C](c17.png)
4枚(以上)
3
![S](s17.png)
=
![H](h17.png)
5枚&
![S](s17.png)
4枚(以上)
「研究室」の章に書きました
米国ブルーリボン優勝ペアシステム も、
これを使っています。
さらに改良版としては:
![](s.png)
2
![H](h17.png)
= KOKISH
3
![C](c17.png)
/3
![D](d17.png)
= 6枚
![C](c17.png)
/
![D](d17.png)
、 2NT = 6枚
![S](s17.png)
、 3
![H](h17.png)
= 6枚
![S](s17.png)
&3枚
![H](h17.png)
というのもありますが、ちょっと凝りすぎかも。
ところで以下のハンド。
![](s.png)
25点ありますが、ルーザーは
![S](s17.png)
0.5、
![H](h17.png)
2.5位、
![D](d17.png)
1.5、
![C](c17.png)
0.5 で合計5個以上。
4
![H](h17.png)
がほぼ出来そうという
![H](h17.png)
のストロングハンドではありません。
したがって2
![C](c17.png)
オープンの後、
![](s.png)
のように、25点のバランスハンドとして表現します。
「教室サポート」の章の
2Cオープン - レスポンス にも書きましたように、
パペットステイマンを使う理由がここにあります。