APBF(Asia Pacific Bridge Federation)Congress、
「エーピービーエフ・コングレス」。
いうなれば、アジア太平洋ブリッジ連合親善大会2012年、於福岡。
フランスで開催された世界選手権の閉会直後だったので外国からの参加
は乏しく。中国からアマチュアというか実業団みたいなチームが多く訪れて、
さながら日中親善ブリッジ大会の様相を呈したようです。結果的にはメダル
のほとんどを海外に持っていかれてしまい。日本からも、日本リーグの1部
に参加しているようなチームが出揃えば違った結果になったでしょうが。
諸般の事情からなかなかそうならないのは致し方ないところです。
RKBの試験みたいなハンドがありました。
予選第15ラウンド 2番ボード(ディーラーE、NSバル)


2NT = ジャコビー、

ストロングレイズ
3

=

1枚以内
3

〜4

= コントロール(キュー)ビッド
4NT = RKB1430
6

=

Qアスキング
6

=

Q無し
5

の直後は、 5

= ノンフォーシング
5

=

クィーンアスキング
5NT = キングアスキング
となるので、 6

=

Qアスキング
6

=

Qアスキング
となるはずです。
ここではオープナーは

1枚以内と判っているので、「

Q」のアスキング
は必要ありません。従って「

Q」をアスキングする意味に切り替わります。
一連のビッド経過で鍵となるのは4

コントロール(キュー)ビッド。

Aは自分には見えており、パートナーの側からはRKBを使えば容易に
判明するので、

Aよりも

Kの紹介を優先させました。
発想としては、「エースをキュービッドして、エースアスキングする」という
二度手間の排除です。
実際の試合では、オープンチーム予選参加26チーム中:
7

ダウン 7チーム
6

(6NT)メイク 19チーム
でした。