高松宮杯。いまは高松宮記念杯。
ダブルノックアウト チーム。
1 試合28 ボードのチーム戦。決勝は32 ボード。
1 IMPでも多く取った方の勝ち。
トーナメント制(高校野球の「あれ」です)。
2 試合を負けると敗退します。
スポーツ界でもブリッジ界でも珍しい「ダブルノックアウト」。
正確には敗者復活戦トーナメント方式。
敗者復活戦(リパシャージュ、Repechage)、今年はオリンピックでおなじみ
です。柔道やレスリングでは敗者復活戦は3位(銅メダル)決定戦ですが、
高松宮記念杯では敗者が復活して決勝まで戻って来ます。ずっと勝ち続けて
いるチームは、決勝で「1回」負けただけで「2位」に。全参加チームのなかで
唯一「ダブルノックアウト」されていません。いささか不公平とも思えます。
将棋棋王戦の挑戦者決定戦は「2 敗失格システム」を採用していますが、
「1 回負けた側は最後に2 勝しなければならない」としているようです。
試合方式で思い出すのは10年ほど前の Pacific Asia Bridge Federation
選手権のとき。
台湾チームの クオ(Chih-kuo Shen)さんに
「今回のPABF の試合方式は不公平とは思いませんか?」
と聞いたら、
「何でもいいよ、strong team wins」
と笑ってました。名人は言うことが違います。
Kuoさん、最近は台湾ブリッジ協会の仕事に専念されてプレーすることは
まれになっているようで。またブリッジテーブルでお会いしたいです。