ROMAN KEYCARD BLACKWOOD エクステンション編。
RKB を使い慣れたプレーヤーに。
創意と工夫を。
ディール1. 一般例


W | N | E | S | |
| 1 | P | 1 | P | 3 | P | 4NT | P | 5 | P | 5NT | P | 7 | P | (7NT) | All | Pass | |
|
5NT = キングアスキング。
*グランドスラムトライ
*キーカード完備
*トランプノールーザー見込
*グランドスラムを狙うハンドの強さ
*キングのキュービッドを要求
7

= 16〜18の強さを表したハンドに対してグランドスラムを狙うので、
レスポンダーには最低でも16点相当の強さがあります。

KQ、

A、

Aは揃っていて、合わせて13点。これに

の
5枚目、6枚目や

K、

Kなどがあるはずです。
「

4+

1+

5+

1」で11連勝確定。

ラフ1個と、

の長さ、

K、

Kのいずれかで13個になります。
7NT = オープナーはセミソリッド5枚以上の

があるから7

をビッドした、
と判るので13トリックを勘定できます。
ディール2. 米国 Bridge Today 誌 2008年1月号(ハンドを引用)


W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 2 | P | 2 | P | 2 | P | 3 | P | 4 | P | 4 | P | 4 | P | 4NT | P | 5 | P | 5 | P | 5NT | P | 6 | P | 6 | P | 6 | P | 7 | All | Pass | | | |
|

2

= 2オーバー1
2

= ゲームフォーシング
3

/4

/4

/4

= コントロールビッド
5

= キングアスキング
5NT =

K
6

= もっとありませんか?
6

=

K
6

= もっと何かありませんか?
7

=

ノールーザー
ディール3. 2006年 NEC 杯


W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 2 | P | 2 | P | 3 | P | 3 | P | 4NT | P | 5 | P | 5NT | P | 6 | P | 6 | P | 7 | All | Pass | |
|
2

= Two-over-one
2

= 5枚以上、CATCHALL
3

= ウエイティング、フォーシング
3

= コントロールキュービッド、ハンドの強さに余裕あり
5NT = キングアスキング
6

= サイドノーキング
6

= グランドスラムトライ。サイドノーキングのパートナーに対して、
余裕が無かったら6NT、有ったらセブンのビッドを求める
7

=

の6枚目と

Jに余裕がある
ディール4. 2011年 VANDERBILT 杯


W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 2 | P | 2 | P | 3 | P | 3 | P | 4NT | P | 5 | P | 5NT | P | 6 | P | 6NT | P | 7 | All | Pass | |
|
2

= Two-over-one
2

= 5枚以上、CATCHALL
3

= 6枚以上のスーツの長さ。自分で3連続でビッドしたので、
シングルトンでレイズ可能なスーツの強さ
6

=

K。

Kを否定
6NT = 「

6+

AK+

AK+

A」で11ウィナーをカウント可能。

AQをオープニングリードからガードする
7

= パートナーが

Kアスキングをしなかったので、

Kを持っている
はず。「

6+

AKQ+

AKQ+

A」で13個。
7NTでも良いのですが、、
ディール5. 2012年 セクショナルチーム戦


ディーラー:E、NSバル


W | N | E | S | |
| | P | 1 | 2 | 2 | 2 | 4NT | P | 5 | P | 5NT | P | 7 | P | (7NT) | All | Pass | |
|
2

= マイケルズ。
2

= Hi-Lo CUE。5枚以上の

、
インビテーション以上のハンドの強さ。
4NT =

RKB。

の3枚以上のサポートを表します。

Kを守る為にオープナーの側でコントラクトを取る予定です。
5

=

の10枚以上のフィットがあるはずなので、トランプクィーン有り
と答えました。
5NT = キングアスキング、グランドスラムトライ。
7

= ビッド経過からオープナーには19点位はあるはずです。
「

AK+

AK+

K」くらいのイメージ。
仮に

のフィネスが必要としても、効いている可能性が高いです。
7NT =

Kと長い

スーツのイメージ。実際は

Kの代わりに

Qと

Q
が出て来ます。
(Westのハンド:

KQ1052

865432

J3

−)
ディール6. 2010年 リジョナルペア戦


W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 1 | P | 4 | P | 4NT | P | 5NT | P | 6 | P | 6 | P | 6 | P | 7 | All | Pass | |
|
1

=

より2枚長く、内容が同程度
なので

でオープン
4

= SPL。

9枚フィットで4

まで
ビッドするハンドの強さあり
6

= トランプクィーンアスキング
6

=

Q無し
6

= トランプクィーンが無いにもかからわず7

トライ。
サイドスーツのキングが欠けているはずがない。
トランプの長さに1枚分の余裕があることを表す
7

=

の10枚フィットが確定
この6

と7

はややオーバービッドかも。

3-0や

4-1の分かれだとプレーがかなり厳しいです。
(Eastのハンド:

8

KJ

K9875

J8652)
ディール7. 2012年 ナショナルチーム戦


W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 2 | 3 | 3 | P | 4 | P | 4NT | P | 5 | P | 6 | P | 7 | All | Pass | | | |
|

2

= インバーテッドレイズ。
3

= ストッパーショーイング、
ゲームフォース成立。
4

= コントロールキュービッド。義務的。
6

=

Qアスキング。

Kを保証。
キングアスキングをしないことで、

Kと

Kがあることを示唆している。
7

= 「

AK

Axx

Axxxx

Kxx」のようなハンドを想定。

と

の合計枚数が5枚以内なら

Qのフィネスは不要です。
(Eastのハンド:

64

KQJ832

5

Q1098)
このハンドはスプリンターレイズの取り決めがあれば簡単です。


3

= ゲームフォーシングスプリンター。
7

=

KQと

Aで9点。

Qか

Qの
片方あるいは両方があるはずです。