JCBL主催。第1回は1959年、藤山愛一郎氏寄贈杯です。
現在でも ご遺族から優勝杯レプリカを寄贈いただいています。

初日予選、2日目決勝のB-a-Mチーム戦。
「B-a-M」は採点方式の種類です。BOARD-A-MATCHの略で、
通称「ボーダーマッチ」、海外では「バム」とも。

1ボード毎に「さしの勝負」で10点でも多い方の勝ちです。
勝ちは「2」、負けは「0」、引き分けは「1」。
「2 VP(VICTORY POINT)」とか、「1点」、「0点」とも。

例えば、誰もがビッドする4

で、片方のチームは5メイク、対戦相手が
4メイクだとします。このボード、勝った側は「2点」、負けた側は「0点」。
あるボードで7

をビッドしてメイク(2140点)、反対テーブルは5

だった。
勝った側は「2点」、負けた側は「0点」。
対戦相手の1NTオープンがパス→パス→パスとなって、2ダウンさせた。
チームメイトが同じコントラクトで1ダウンだと、「勝ち」で2VP。
という感じです。
1ボード、1ボード、全ての価値が等しい。
ビッド、プレー、ディフェンスの全てに気が抜けない採点方式です。
ACBLでは「勝ち:1、引き分け:0.5、負け:0」と勘定します。英国では
POINT-A-BOARD と言うそうで。 「100、50、0」とか、「1、0、−1」
でも良いのですが。「◎◯✕」とか、「◯✕△」で勘定しても同じです。
ムーブメントはNS側は固定、EW側が動きます。ラウンドが終わるとボード
はテーブル番号の少ないほうへ「ダウン」、EWペアはテーブル番号の少な
い方へ「スキップダウン」。途中でボードとEWペアの大移動が指示される
ことがありますので要注意。5〜6人のチームでエントリーするときには出場
回数と、交替するタイミングに気をつけて下さい。なおメンバー登録してあれ
ば、予選に出ていない人が決勝に出ることもできます。
1つのフライトに参加するチームの数は、会場の広さによります。
決勝では「総当たり」が出来るチーム数に減らされます。2011年だと:
フライトA 予選 21チーム 決勝 14チーム(4ボード×13ラウンド)、
フライトB 予選 30チーム 決勝 17チーム(3ボード×16ラウンド)、
フライトC 予選 20チーム 決勝 14チーム(4ボード×13ラウンド)、
という具合です。
また、予選通過の成績に応じて、決勝のスコアに最大6.5ボード分(13VP)
のキャリーオーバーが付きます。予選から決勝への持ち越し点です。
これが大きくて。
2011年のフライトA優勝チームは、予選のキャリーオーバーが12.38VP、
決勝戦はアベレージ52VPのところを55VP獲得で、最終スコアは67.38VP。
準優勝チームはキャリーオーバーが3.10、決勝は63で、スコアは66.10VP。
決勝(2日目)だけだと準優勝チームの圧勝でした。
キャリーオーバーの計算に興味のある方は
競技会規定(PDF170kb)の
第38条を見て下さい。とても面倒です。どうせディレクター任せだし。
併せて
藤山杯試合要項(PDF93kb)も宜しければご参照を。
開始時刻と会場は、連絡担当者宛に通知されます。
面白い試合です。是非ともご参加を!